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パラゴンの歴史は1903年、ハーバート・ジェイムズ・エインズレイ(Herbert James Aynsley)、ジョン・ジェラード・エインズレイ(John Gerrard Aynsley、John Aynsley & Sonsの創始者)、ウィリアム・イリングワース(William Illingworth)の3人が、パラゴンの前身であるスター・チャイナ(Star China Co.)を創設したところから始まります。
1907年にハーバートの末娘がルビアン・アート・ポタリー(Rubian Art Pottery Ltd.)の販売責任者ヒュー・アーヴィング(Hugh Irving)と結婚し、アーヴィングは1910年、イリングワースの引退と同時に義父のいるスター・チャイナに参画しました。
その後スター・チャイナは1919年に社名をパラゴン(The Paragon China Company)と変え、1964年のロイヤル・アルバートへの吸収、1972年のロイヤル・ドルトン(Royal Doulton)の子会社化を経て1992年にその名前が消えるまで、長きにわたり王室御用達の一社として活躍しました。
なお、王室御用達になったのは1926年のエリザベス王女誕生からで、トレードマークとして「ロイヤル・パラゴン(Royal Paragon)」を使用しましたが、契約で「ロイヤル」の呼称を使用する権利を保持していなかったことから当局に使用は違反であるとされ、1934年より使用を中止しています。
パラゴンとオールド・ノリタケに共通のパターンといえば、何といってもフラワーハンドルでしょう。
パラゴンがフラワーハンドルを生産していたのは「ロイヤル・パラゴン」時代を中心とする1930年代、オールドノリタケの裏印がM-JAPAN印(1918年(大正7年)〜1933年(昭和8年))、米国輸出印(1933年(昭和8年)〜)、オーストラリア輸出印(1935年(昭和10年)〜)であることを考え合わせると、パラゴンとノリタケはほぼ同時期にフラワーハンドルを生産していたことがわかります。