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アンティーク辞典


さ

し

ジュエル・デコレーション(jewelled decoration)

薄い金箔の上に溶けたガラス滴を落して半球状にしたものを器に貼り付けていく技法です。
1776年にセーブルで導入されました。
日本では簡単にビジュー(bijoux、フランス語で「宝石」)とも呼ばれます。
「ジュール」と呼ばれる場合もありますが、七宝の「プリカジュール技法」における「ジュール(jour)」は台座の透かしを意味する語で、それ自体に「宝石、模玉」の意味はありません。



辰砂釉 (しんしゃゆう)

石灰釉に銅を1〜2パーセント添加した釉薬で、強い還元で焼くと美しい赤色となります。
辰砂(中国辰州で産出される硫化水銀からなる鉱物)と同じような赤色を発色するため、この名で呼ばれています。
オールドノリタケにも見られますが、焼成が難しくなかなか真赤に焼けないため、数はさほど多くありません。




す

ステーショナリー・アイ(stationary eyes)

人形のグラス・アイの中で、目が固定されているもの。

関連項目→スリーピング・アイフラーティング・アイ

スリーピング・アイ(sleeping eyes)

人形のグラス・アイの中で、アイに連結された分銅の働きで、人形を横倒しにすると目が閉じるもの。
日本語では「眠り目」「眠り人形」などと訳します。

関連項目→ステーショナリー・アイフラーティング・アイ

せ

●器(せっき、●=火へんに石)

陶器と磁器の中間のやきもので、原料に粘土と柔らかい陶石を使用しています。
英語ではストーンウェア(stone ware)と呼ばれ、ウェッジウッド(Wedgwood)のジャスパーウェア(jasperware)やブラック・バサルト(Black Basalt)が有名です。
通常は施釉せず、絵付けも行わず、地肌の風合いを楽しみますが、レリーフを施したものもあります。
1200〜1300度の高温で焼きしめるため気泡が少なく堅牢で耐水性に優れていることから、日用品から装飾品まで多様な製品がみられます。

そ

揃い(そろい)

和食器と洋食器では、ひと揃いの数が異なります。
和食器は5客、5枚など「5」が最低単位、洋食器は「6」が最低単位です。
これは日本は10進法で、西洋は12進法(ダース)でものを数えることに由来します。
オールドノリタケの場合、セットものは通常半ダース(6)を単位とし、これはままごと用のセットなどでも同様です。
製造当時分売されていたものもあり、人数分買いそろえた可能性も否めませんが、一般的には数が合わないものは欠品(分かれ)の可能性が高く、完セットとはいえないため注意が必要です。