ポートレートの女性たち 2.マリー・アントワネット
悲劇のフランス王妃、マリー・アントワネット。
オーストリア・ハプスブルク家の皇女として生まれ、
ルイ16世に嫁いだ後、フランス革命の際に断頭台の露と消えた
数奇な生涯はあまりに有名です。
マリー・アントワネット・ジョゼファ・ジャンヌ・ド・ロレーヌ・ドートリッシュ
(Marie Antoinette Josepha Jeanne de Lorraine d'Autriche)は
1755年11月2日、オーストリア大公マリア・テレジアの娘として生まれました。
1770年5月16日、わずか14歳でルイ・オーギュスト(後のルイ16世)と
政略結婚させられます。
結婚後のマリーはもともとの奔放で享楽的な性格に加え、
ルイ16世との結婚生活が必ずしもうまくいかなかったことから
豪奢な宮廷生活に明け暮れます。
「パンがなければお菓子を食べればいいのに」と言ったなどの
エピソードは有名です。
1789年7月14日にフランス革命が勃発します。
身の危険にさらされた一家はパリ脱出を図りますが捕らえられ、
マリーは1793年10月16日、ギロチンで処刑されました。
マリー・アントワネットというと胸の大きく開いたドレスに
髪を高く結い上げた姿を想像しがちですが、
オールドノリタケに使われた印画紙の彼女は
無帽で髪を無造作に結い、白いレースの襟のドレス姿をしています。


元絵は当時の女流画家・ルブラン夫人(Elisabeth-Louise Vigee Le Brun)
の手になるものですが、
実際にマリーをデッサンしたものか、他の人がマリーを描いた絵を
模写したドローイングなのかははっきり分かっていません。

この絵が、ノリタケのマリーより意外に老けて見え
何となくいたましく感じるのは私だけでしょうか。
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