日本の宝
先日あるところで「日本の宝」という冊子を目にする機会がありました。
「婦人画報」1200号(2003年7月号)の付録です。
織物や染め物、組紐や食べものに混じって
オールドノリタケも載っていました。
帰宅してから古本を探しましたが、4年も前の雑誌なので手に入らず、
国会図書館へ複写を頼みました。
これがその写真です。


伝統的な和の磁器と、日本の洋食器の草分けという対極にありながら、欧米に真価を認められ、積極的に輸出された日本文化の粋という点に、共通点を見出すことができる柿右衛門とオールドノリタケ。
(中略)
一方、ノリタケがその産声を上げたのは、明治9年。ニューヨークに輸入雑貨店を開いた森村市左衛門は欧州の磁器に魅せられ、この美しい磁器を日本で製造したいと新たな夢に向かいます。その後名古屋に洋式近代製陶工場を作り、海外のデザインを学びながらも、独自の美意識に基づいた作品を作り続けていきました。以降、第二次大戦までの作品を総じてオールドノリタケと称するのですが、その作風は、金をふんだんに使った初期の金盛り技法の器から、アールデコの流れを汲んだモダンなものまで、多岐にわたります。
コレクター垂涎の的という意味では、柿右衛門もオールドノリタケも同様、日本の美が時空を超えて高く評価されている証しです。
写真の製品は1908〜1926年頃の製品とのことなので、多分イギリス向けでしょう。
日本画的な製品でここまで細かく描き込まれたものはなかなか見つかりませんが、
日本の風俗を描いた製品は時に見ることができます。

これは、イギリス向けの芸者柄のティーセット。
しだれ桜と芸者衆が鮮やかな色合いで描かれています。
こういった日本的な柄のよいところは、和陶器と合わせても違和感がないことです。
「日本の宝」のひとつであるオールドノリタケ、身近な器に合わせて
インテリアに取り入れてみてはいかがでしょうか。
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